Masudaya(増田屋斎藤貿易)の「モーラー」は、1980年代から90年代にかけて日本で大きな人気を博した玩具です。モーラーは、カラフルで毛むくじゃらなミニチュアサイズの生き物のようなおもちゃで、まるで生きているかのように動く様子が特徴でした。
モーラーの特徴

モーラーは、ふわふわの毛で覆われたワーム(イモムシ)の形をしたおもちゃで、鮮やかな色合いや愛らしい目がついているのが特徴です。専用の細い透明な糸がついており、この糸を使ってまるでモーラーが自ら動いているかのようなトリックを見せることができます。
モーラーは、机の上を這うように動かしたり、手の上でくねくねと動かしたりと、さまざまなパフォーマンスを見せることができました。動きがスムーズで、まるで生きているかのようなリアルさが子どもたちを惹きつけました。また、その透明な糸は見えにくいため、どのように動いているのか不思議に感じる人も多く、ちょっとしたマジックのような感覚で楽しむことができました。
日本での流行
モーラーは、日本国内でテレビCMやデパートでの実演販売を通じて広く知られるようになりました。特に、実演販売では店員が巧みにモーラーを操り、まるで本物のペットのように見せることで、子どもたちの関心を引き、人気が急上昇しました。CMでも、モーラーの不思議な動きや、可愛らしいキャラクター性が強調されており、子どもたちの心を掴みました。
また、1980年代から90年代にかけては、多くの子どもたちが集まるイベントやお祭り、縁日などでモーラーが販売されることも多く、幅広い層に親しまれました。その手軽さと遊び方の自由さから、家庭でのちょっとした遊びや友達同士の交流の道具としても活用されました。
モーラーの魅力

モーラーの魅力は、そのシンプルさと手軽さにあります。特別な技術や電池が必要なく、糸を使って動かすだけで誰でもすぐに楽しむことができました。そのため、複雑な仕掛けが不要で、純粋に「動かして楽しむ」という基本的な遊びに没頭できるのが特徴です。
また、モーラーは様々な色やデザインで展開されており、コレクションする楽しさもありました。複数のモーラーを集めて、異なる動きを試したり、自分なりのパフォーマンスを考えるなど、創造力を育むおもちゃでもありました。
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海外での展開
モーラーは日本国内で人気を博した後、海外にも広がり、特にアメリカやヨーロッパでも販売されるようになりました。海外では「Magic Twisty」や「Worm on a String」などの名前で知られ、同様に実演販売などを通じて人気を集めました。基本的な遊び方は日本と同じで、糸を使ってまるで生きているかのように動かすトリックを楽しむものでした。
モーラーの復活と現代の評価

一時は市場から姿を消していたモーラーですが、懐かしさを感じる人々やレトロな玩具を好む層からの人気が再燃し、再び注目されるようになりました。現代では、SNSやYouTubeなどの動画プラットフォームを通じてモーラーの遊び方やトリックが紹介されることも増え、若い世代にも広がりを見せています。
また、モーラーは現在もおもちゃ店やオンラインショップで手に入れることができ、昔ながらの遊び心を持つ大人や、シンプルなおもちゃに興味を持つ子どもたちの間で楽しみ続けられています。
まとめ
Masudayaのモーラーは、1980年代から90年代にかけて日本で一大ブームを巻き起こしたおもちゃです。そのシンプルな仕組みと楽しい動きにより、世代を超えて愛される玩具となりました。子どもたちの好奇心を刺激し、大人にとっても懐かしい思い出を蘇らせる存在であり続けるモーラーは、今なお多くの人々に愛されています。

